京都芸術大学とのSDGs実現を目指した取り組み

当社と京都芸術大学は教育現場における端材の活用を通じて、SDGs実現に向けた取り組みを行いました。

京都芸術大学との取り組み

SDGs(持続可能な開発目標)という言葉が一般的に浸透してきましたが、「廃棄物の削減」は当社が取り組むべきSDGs実現に向けた重要課題の一つと考えております。
マットを指定サイズに合わせてカットする際に必ず発生する「端材」の削減は、当社が長年取り組んできた課題の一つですが、ある若手女性社員から「端材自体を有効活用できるのでは?」という声があがりました。

廃棄前の廃材

廃棄前の端材

とあるきっかけから、彼女の恩師である京都芸術大学 教授・仁尾敬二様へ相談したところ「授業のテーマで取り上げることで、学生の視野を広げるとともに、新しいアイデアが生まれるのではないか」とご提案頂き、美術工芸学科 染織テキスタイルコースの短期集中授業で学生の皆様にマットの端材を使った作品づくりを実施頂くことになりました。

コロナ禍においてお互いに訪問が叶わない中、リモート授業・動画での会社紹介・作品提案資料など、オンライン上でのコミュニケーションを駆使した授業を実施しました。
学生の皆様が普段触れることのないマットの端材ですが、商品の特徴やモノづくりから端材が生まれる過程をしっかりと理解頂くことで、端材の特性を活かした、たくさんの新しいアイデアが生まれました。

  • 端材を使った作品の制作過程
  • 端材を使った作品の制作過程
  • 端材を使った作品の制作過程
  • 端材を使った作品の制作過程

端材を使った作品の制作過程

■作品紹介

編み込みや塗装といった様々な加工によって、マットの端材を知育玩具・小物・インテリアグッズといった全く新しい商品へ活用するアイデアが、参加頂いた学生の数だけ生まれました。学生ならではの自由で柔軟な感性から生まれた提案は、当社に新しい気づきをもたらす大変貴重な機会となりました。
また今回の機会をご提案頂いた京都芸術大学 教授・仁尾敬二様からは「SDGsの視点を組み込んだ授業を展開でき、学生にとって環境への理解を深める経験になりました。また企業の方と直接関わりながら新しい素材に触れることで、視野を広げると共に社会に一歩踏み込む経験となり、企業研究にも繋がりました。」とのお言葉を頂戴しました。

作品紹介子供向けの知育玩具

  • 子供向けの知育玩具
  • 子供向けの知育玩具

作品紹介インテリアとしての彩り

  • インテリアとしての彩り
  • インテリアとしての彩り
  • インテリアとしての彩り
  • インテリアとしての彩り

作品紹介日常生活のプラスアルファとなるツール

  • 日常生活のプラスアルファとなるツール
  • 日常生活のプラスアルファとなるツール

■今後の取り組み

当社では「清潔で安全で美しい空間作り」への貢献を、これまで以上に多くの方法で実現していきたいと考えております。
より多くの方々からご意見・ご指導頂き、新たなアイデアや技術を積極的に活用していくことで、価値ある商品・サービスのご提供を目指してまいります。