マット製作上の留意事項

マットの裏面加工について

通常仕様

微細な凹凸が床面をグリップし、ズレを防ぎます。

グリッパー加工

タイルカーペットや絨毯等のソフト系床材を使用した床面のマットのズレを防止します。小さな突起がカーペットのパイルの間に割り込み、スパイク効果を発揮します。
※毛足の長いカーペットには不向きです。

ミラーバック加工

Pタイルや大理石調のような平滑な床材を使用したエントランスでは、マット裏面を鏡のようにフラット加工したミラーバック加工をお勧めします。マットと床面が隙間なく密着し、ズレを防止します

アンカーパッド・ラバーシート

片面に滑り止め加工を施したラバーのシートです。通常仕様のマットの下に敷くことで、マットのズレを防ぐことができます。「アンカーパッド(グリッパー加工)」、「ラバーシート(ミラーバック加工)」、「ラバーシート(通常仕様)」をご用意しております。マットとラバーシートとは、マットグリップ等の粘着材で固定してご使用ください。「ラバーシート(通常仕様)」は、裏面が摩耗し、ズレやすくなったマットにご使用ください。

グリッパー加工について

加工の対象

  1. GILプレステージマットなどの一部品種を除き、全てのマットにグリッパー加工を施す事が可能です。
  2. パーフォレート(穴開け)加工との併用加工を施す事も可能です。
  3. GIL-ECOにグリッパー加工を施す場合に限り、デザイン部分の1辺の最大サイズは、140cm迄となります。

製作可能サイズ

幅150cm以下の場合…長さ800cm
幅150cm以上~180cm以下の場合…長さ400cm

ご注意事項

  1. 90cm×150cmサイズ毎に、グリッパー加工を施します。90×150㎝以下のマットには全面にグリッパー加工を行うことが可能です。
  2. マットの幅が150cm以上で、長さ180cm以下のサイズの場合はマット中央部に、長さ180cmを超えるサイズの場合には、幅100cm毎に約15cmの幅でグリッパー加工を施していない部分が発生します。
  3. グリッパー加工を施していない部分には、多少のラバーの段差が生じます。マットの幅が150cm以上で、長さ180cm以下のサイズ及び、幅150cm以下、長さ400cmを超えるサイズの場合、製作上、マット裏面の一部分にラバーの重ね合わせの箇所が生じます。この際、グリッパー加工の凹凸部分が多少不揃いとなる場合がございます。また、このラバーの重ね合わせ部分の強度は若干弱くなります事を事前にご了承願います。
  4. グリッパー加工の凹凸部の凹面で、スジ状の溝が発生する場合がございますが、製品品質上の問題はございません。
  5. マット裏面ラベル等の貼付及び、製造年月等の刻印を施す箇所には、グリッパー加工を施しません。

納期について

通常のマットより、長い納期をいただいております。繁忙期(年末・年始やお盆休みの前後・決算時時期等)や、大量にご発注される際には、当社からの納期回答にご注意ください。

パーフォレート加工について

マット裏面ラバーに水抜き用の穴を開ける加工です。脱水時・乾燥時のマットの負荷を軽減し、マットの損傷を防ぎ、また、洗濯加工に掛かるコストも軽減します。
弊社では「分割脱水方式」を推奨しておりますが、お持ちの設備によりこの方式を採用できない方にはこの通常の連続脱水方式で分割脱水方式と同程度の効果を上げる事ができる「パーフォレート加工」をお勧めしています。マットを洗濯する際、マットの折り目にはどうしても水が滞留(ウォーターポケット)します。
この滞留した水に脱水時の遠心力によって過度の圧力がかけられると、部分的な基布剥離(スポットデラミ)やマットの裂けを引き起こす要因となります。また、この滞留水は、長時間の脱水後でもマット面に残ってしまうため次の乾燥工程でも長時間を要することになり、マットに負荷を与えるだけでなく、エネルギーコストも上昇させます。「パーフォレート加工」で無数の小さな孔を開けることにより、脱水時に滞留するはずの水が抜けるようになり、効率よく脱水する事が可能となります。

変形マットについて

サイズ指定について

  1. マット全体の完成サイズ(縦・横)、及び、変形部分の全てのサイズを、図面にて指示してください。マットサイズは「㎝」単位の、0.5cm刻みにて、ご記入並びにご発注ください。
  2. 加工可能な最短の長さは「0.5cm」です。
  3. 各コーナー部(頂点)は特に表示がない場合は直角と判断いたします。直角(90°)でない場合、その角度をご記入願います。
  4. 円形または円弧の場合、その「半径」をご指示願います。
  5. 円弧の「半径」がわからない場合、円弧の「幅」と「高さ」を計測して頂ければ、弊社にて「おまかせ」の円弧として、製作いたします。なお、「おまかせ」頂いた場合、実際の床面の形状と異なる場合がありますがご了承ください。
  6. 複合の曲線等、図面に描く事のできない形の場合は原寸サイズの型紙が必要となります。
特注マットについて

お届けする商品

  1. 材料や生産工程の諸条件により完成サイズに対して、多少の誤差が発生する事がございます。完成サイズが10㎝以上の一辺のサイズ誤差は、±1.5%の範囲で、製作いたします。尚、完成サイズ(縦・横)の許容範囲は従来通り+1%/-0といたします。10㎝以下の辺については、サイズ保証範囲外となります。
  2. 耳幅を調整する事により、上記“1”のサイズへと調整させて頂く事がございます。そのため、耳幅をご指定の場合(特に2cm未満の場合)、ご要望に添えない場合がございます。(耳幅1cm未満のサイズ指定は製作不可です)
  3. 耳無し加工にて製作させて頂くと、より正確なサイズに仕上げる事ができます。落し込みや複雑な形状には耳無し加工をお勧め致します。同一の辺の中で、耳有り部と耳無し部が混在する場合は、マットの外観品質低下要因となり得ますため、お避け願います。
  4. 大きなサイズを複数枚に分割して製作します場合、材料の条件等により、毛の流れ(色目)が違う場合やベース柄がずれる場合がある事をご了承ください。複数のマットを並べてご使用になる場合等、パイルの流れ方向を均一にする必要のある場合、ご注文時に毛並みを揃える旨と、敷き並べ方のご指示を図面に記載願います。
  5. お届けするマットには洗濯加工による収縮代(しろ)を含んでおりません。洗濯加工により、約1.5%程度収縮する事を予めご了承頂き、洗濯収縮分を見越したサイズにてご発注頂きます様お願い致します。 各々の洗濯条件によって収縮の度合いは異なります。また、ある程度サイズが安定するには、数回の洗いが必要です。また、マットの収縮度合が織りの方向(縦・横)で異なります。落とし込みや複雑な変形等、正確なサイズがご希望の場合は、マットを一回り大きめに製作し数回の洗濯後、現場での裁断、サイズ調整をされる事を推奨いたします。

最大寸法

マットの完成サイズを「 縦 × 横 」で、指示願います。数字は、「㎝」単位の0.5㎝刻みでご発注下さい。マットの製作可能な最大サイズは下記の通りです。

  • 短辺 150㎝以下の場合…長辺 2500㎝以下まで
  • 短辺 180㎝以下の場合…長辺 2000㎝以下まで
  • 短辺 180㎝を超え200㎝以下の場合…長辺 400㎝以下まで

※ただし柄有・High/lowマットは除きます

原反の継ぎ足し

大きなサイズをご希望される場合、サイズによって原反の継ぎ足し加工を行ないます。完成マットの原反面に、合わせ目が見える場合がございますが、予めご了承下さい。同じサイズでも耳幅によって継ぎ足しの有無が変わります。下表にてご確認ください。

  マットの短辺サイズ(cm)
耳幅
(cm)
  ~175.5 176 176.5 177 177.5 178 178.5 179 179.5 180 180.5~
0
1
1.5
2
2.5

※継:継ぎ足し必要 -:継ぎ足し無しで製作可
※全辺耳有り、または全辺耳なしの場合です。
※マットの種類により最大サイズは異なります。

変形マットについて

サイズ指定について

  1. マット全体の完成サイズ(縦・横)、及び、変形部分の全てのサイズを、図面にて指示してください。マットサイズは「㎝」単位の、0.5cm刻みにて、ご記入並びにご発注ください。
  2. 加工可能な最短の長さは「0.5cm」です。
  3. 各コーナー部(頂点)は特に表示がない場合は直角と判断いたします。直角(90°)でない場合、その角度をご記入願います。
  4. 円形または円弧の場合、その「半径」をご指示願います。
  5. 円弧の「半径」がわからない場合、円弧の「幅」と「高さ」を計測して頂ければ、弊社にて「おまかせ」の円弧として、製作いたします。なお、「おまかせ」頂いた場合、実際の床面の形状と異なる場合がありますがご了承ください。
  6. 複合の曲線等、図面に描く事のできない形の場合は原寸サイズの型紙が必要となります。

型紙について

  1. 型紙を必要とする変形の場合、必ずボール紙等、厚手の紙で手配をお願いします。新聞紙等の薄い紙で型紙を頂いた場合、しわや湿度による伸縮が大きく、精度の高いマットを製作することができません。
  2. 型紙は必ず、貴社においてカットをしてください。カットの際に、断面がガタガタの箇所や波打っている箇所等は、弊社にて直線や滑らかなラインと判断し、加工いたします。直線や曲線のご指定がございましたら、その旨ご注文書に明示願います。
  3. 型紙には、裏面・表面及び上下(手前or奥)がわかるように明示してください。一部分のみの型紙の場合、何処の辺にどの様に繋がるかをご発注書に図面に明記願います。
  4. 使用中の古いマットを「型」マットとして使用する場合は、洗濯を繰り返して収縮が発生しているため、当初のサイズよりも一回り小さなサイズになります。
  5. マット敷き込み場所から型を取る場合、収縮によってマットのサイズが変わることを考慮願います。変形部分の形があわない等のトラブル発生の原因となるため、弊社での型紙製作はお断りしております。

リーフレット

JPMデザインカタログ

Textile Design Collection

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Message Design Collection

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Shop Mat Collection

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JPM2-Cross Design Mat Collection

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Cafe Mat

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商品別(マット)

JPMシリーズ

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GIL-ECO

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GIL-Prestige

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TDM-PLUS

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ショーホースECO

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ファインホース

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エクシードⅡ

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オレグリェーフ

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ダストラップツイン

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スマートECO

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ハードラップECO

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アーバンECO

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抗菌ECO

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トイレマット

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琥珀の爽

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クリーンスクレイプ

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KTJ99

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